分娩について

ソフロロジー分娩へご招待

ソフロロジー分娩について

赤ちゃんを愛おしいと思う心の積み重ねが母性をはぐくみ、
わが子を思う母親の心によって、
陣痛さえも苦痛ではなく、
肯定的に受け入れられるようになります。

母と子の絆を強くして陣痛を受け入れる心
その心を作るのがソフロロジーです。

当院は日本ソフロロジー法研究会の正規認定施設です。
日本ソフロロジー法研究会

下記のソフロロジー法トレーニングを通して、
母性を目覚めさせていきます。

【1】赤ちゃんへの声かけ

妊娠がわかった時から赤ちゃんへお話を始めます。
「早く大きくなって!」「早く会いたいね!」「早く抱っこしたい!」
何もなくても 「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみ」など、1日に5回以上は話しかけましょう。

【2】イメージトレーニング

常にお腹の赤ちゃんをイメージし意識します。
どんなお顔をしてるかな?どんなしぐさをしてるかな?どんなお産になるのかな(いいお産のイメージを想像します)
あるいは、お産後に公園の芝生で赤ちゃんがよちよち歩きをしている姿を思いうかべます。
イメージトレーニングを促すために特別に作られたCDを少なくとも夜寝る前に1回は聴くようにします。
途中眠くなって寝てもかまいません。むしろ眠りに落ちる前の状態でCDを聴くほうがあなたの心に響きます。

【3】赤ちゃんの成長過程をチェック

赤ちゃんの視覚化を行うために、エコー動画配信サービス(エンジェルメモリー)で妊娠初期より胎児の超音波像(妊娠中期以降は4D)をご自身のスマートフォンやパソコンにダウンロードして成長過程を楽しめます。
https://www.kyoritsu-kiden.co.jp/angelmemory/

お腹の赤ちゃんに直接お声をかけてください!
(赤ちゃんには周りの声が聞こえています!)

  • 胎児の位置によってはお顔が見られない場合があることをご了承下さい

物事をすべてプラス思考に考えましょう!

陣痛も前向きに捕らえます。
陣痛は怖いものではなく赤ちゃんを生み出すためのエネルギーとして考えます。赤ちゃんとお母さんの初めての共同作業として陣痛を受け入れましょう。
腹式呼吸(いわゆる吐くだけの呼吸)を行うことによりゆったりと落ち着いたリラックスした眠りに陥るような状態で陣痛を受け入れることができます。

*陣痛室でテレビやスマホ(Wi-Fi完備)をご利用いただけます。
また分娩室にも大画面有機ELテレビ(YouTube等の動画サービス対応)を設置し、可能な限りリラックスした状態で出産できるよう設備を整えています。

無痛分娩について

無痛分娩とは

無痛分娩について

新田クリニックでは心理的作用にて陣痛の痛みを軽くする(いわゆる母性の醸成を行う) ソフロロジー分娩を行っていますが、痛みに対する感受性のレベルには大きな個人差があり分娩経過中にも実際の痛みは予測よりはるかに強く感じる事があります。

これ以上の痛みはどうにも我慢できない、という人は途中で硬膜外麻酔による無痛分娩もセーフティーネットとして考慮しています。ご希望の方は、お申し出ください。
ただし、基本は計画無痛分娩をおすすめします。その場合は予約にて対応しております。

無痛分娩の方法

無痛分娩の麻酔薬注入イメージ

一度背中にチューブを挿入しておけば、あとは必要に応じてチューブの先端にとりつけた 注射筒から麻酔薬を追加できます。

ただし、安全面を考慮して麻酔薬の投与量には限りがあること、そして分娩進行が急速な際には、痛みが完全に取れない場合もあることをご理解ください。

麻酔を準備し始めてから効果があらわれるまで約1時間程かかります。

★当分の間、無痛分娩は妊娠34週までに新型コロナワクチンを2回以上接種済の方に限定致します。
(自然分娩はワクチン未接種の方でも対応可)
新型コロナ感染症が未だ蔓延している現状での当院の方針とさせて頂きます。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。

緊急時の対応

異常分娩について

緊急時の対応について

当院における分娩(経膣、吸引、緊急を含む帝王切開)は、ある程度の異常分娩にも対応可能ですが、前提として母児ともにハイリスク分娩ではない方を対象としております。

しかしながら、妊婦健診や分娩前後の過程において、初めて異常がわかる場合もあります。

当院での分娩管理が困難と判断される際には、新生児集中治療室(NICU)のある近隣医療機関(那覇市立病院、沖縄赤十字病院、県立南部医療センター・こども医療センター、琉球大学病院など)と連携を取りながら、然るべきタイミングで紹介または搬送にて対応致します。

ハイリスク分娩の対象となる方は、高血圧、糖尿病、甲状腺機能異常などの内分泌代謝疾患、てんかん等の神経疾患、精神科疾患、切迫早産、子宮内胎児発育遅延、胎児機能不全、多胎、前置胎盤、癒着胎盤、常位胎盤早期剥離、羊水塞栓症、弛緩出血、外陰膣壁血腫、新生児異常など、ここに挙げていないものも含めて多岐にわたります。

ご自身の既往歴(以前に指摘された疾患)がある方は、あらかじめ外来にて気軽にご相談されてください。